飛沫防止シートに係る火災予防について_改訂版_2
火災事例
国内にある商業施設で販売しているライターを試しに点火したところ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の飛沫防止シートに着火したもの
類似火災を防止するために
シートの材質によっては着火・燃焼しやすいものがありますので、下記の事項を参考に、十分注意してください。
1、飛沫防止シートの付近では火気の使用、喫煙は決してしないでください。
2、ライター等を取り扱う売場では、飛沫防止シート設置期間中はライターを点火させ
ないようにしてください。
火災予防上の留意事項
1、火気使用設備・器具、白熱電球等の熱源となるものの近くには原則設置しないよう
にしてください。ただし、これらの近くに設置することが感染予防対策上必要な場合
にあっては、燃えにくい素材(難燃性、不燃性、防炎製品など)を使用してください。
2、同じ素材であれば、薄いフィルム状のものに比べて板状のものの方が防火上望まし
いです。
3、スプリンクラー設備の散水障害が生じない位置に設置してください。また、自動火
災報知設備の感知器の未警戒部分が生じないように設置してください。
4、避難の支障とならないように設置してください。
燃えにくい素材の考え方について
1、一般的に、飛沫防止のための使用が考えられる透明のシート類については、引火点発火点、自己消火性の有無等の性質を踏まえると、ポリ塩化ビニール製やポリカーボ
ネート製のものが比較的燃えにくい素材であると考えられます。
2、難燃性、不燃性、防炎製品などの情報については、製造者等の製品仕様をご確認く
ださい。
飛沫防止用シートの設置に係るリーフレット.pdf
※ ご不明な点等ございましたら、消防本部までお問い合わせください。