平成21年12月16日、救助隊査閲訓練を実施しました。
当消防本部救助隊では日頃の署内での訓練とは別として、定期的に署外での訓練を実施しています。
管内の河川や住宅密集地での救助訓練や自動車整備工場の関係者の協力を得て、廃車を利用して交通事故対応訓練等を実施しています。
また専門業者を講師に迎えてエレベータの閉じ込め事故やゴミ収集車による巻き込まれ事故の際の対応方法や各種機器の構造等を研修し、万一事故が起きた際に安全に素早く対応できるように研修を重ねています。
これらの訓練の一年の総括として救助隊査閲訓練を実施しました。
火災発生!逃げ遅れ者多数!!
耐火造4階建の建物の2階から出火し、逃げ遅れ者が多数いるとの想定の下、救助工作車、梯子車、水槽付き消防ポンプ自動車が出動しました。
救助工作車隊の様子
三連はしご進入中
三連はしごの引き揚げ
梯子車隊の様子
屋上の逃げ遅れ者の救出に向かう隊員
バスケット担架にて救出中
ポンプ車隊の様子
要救助者に縛帯を装着
応急はしごにて救出中
訓練目標である指揮要領、隊員間の連携、救出要領等、十分な成果があったように思われます。訓練終了後の検討会においても隊員間で活発に様々な意見が交わされました。
近年、全国的にも救助事案をはじめ各種災害は複雑多様化しており、これらの災害に対応するためには高度な知識や技術が求められます。
私たち救助隊が目指す活動は、要救助者が社会復帰できるように安全、確実、迅速な活動でなければなりません。
訓練を継続し、研修を重ねて災害対応能力の向上を図り、地域住民の負託に応えられるよう努力していきます。
今後とも消防業務に対しまして、地域のみなさまのご理解とご協力のほどよろしくお願いします。