文化財模擬火災訓練実施を実施しました

昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺金堂の壁画が焼損したことを契機に、国民の文化財愛護に関する意識の高揚を図る目的として昭和30年に「文化財防火デー」が制定されました。

消防本部管内では文化財関係者等の協力を得て、毎年この時期に消防署・消防団合同の模擬火災訓練を実施しています。

各地区の訓練日時・場所

八幡浜市

日時 : 平成24年1月21日(土) 午前9時00分〜
場所 : 八幡浜市高野地441番地 「長谷寺」(ちょうこくじ)

文化財
「長谷寺十一面観世音菩薩像」
(昭和36年8月5日市指定1〈有形文化財〉彫刻)

「長谷寺」
「長谷寺」

「十一面観世音菩薩像」
「十一面観世音菩薩像」

伊方町

日時 : 平成24年1月22日(日) 午前9時30分〜
場所 : 西宇和郡伊方町九町 「八幡神社」(はちまんじんじゃ)

日時 : 平成24年1月29日(日) 午前9時30分〜
場所 : 西宇和郡瀬戸町三机乙1084番地1-2 「伊方町瀬戸町民センター」

文化財
 
「三机古絵図」(町指定)
三机の街を中心に描いた藩政時代の絵図で大きさ2.7m×2.6mで中尾城、御仮屋、御番所等が描かれており当時の三机を偲ぶ貴重な歴史資料です。
その昔「志津は三軒、大江は五軒、並ぶ三机九十九軒」と歌われ三机の繁栄ぶりを示しています。

訓練実施結果について

平成24年1月21日(土)八幡浜市高野地「長谷寺」および1月29日(日)西宇和郡伊方町三机「瀬戸町民センター」において、消防署、地元消防団をはじめ、関係者皆さまのご協力をいただき文化財訓練を行いました。

地元消防団や関係者一人ひとりが真剣に取り組む姿がみられ、緊張感のある訓練を実施することができました。

八幡浜市

「十一面観世音菩薩像」
「十一面観世音菩薩像」

「十一面観世音菩薩像」2
同左


伊方町

伊方町「瀬戸町民センター」
伊方町「瀬戸町民センター」

伊方町「瀬戸町民センター」2
同左


最後に

今回の訓練で消防団との連携をはじめ、施設関係者との連携や初期対応の重要性を再認識できた有意義な訓練となりました。

また訓練中は、車両の通行規制や防災行政無線のサイレン吹鳴など、ご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。

今後も貴重な文化財を守るため、日々訓練を行い、より一層消防力の向上に努めてまいります。

2012/02/01   fd-yawatahama-ehime
タグ:訓練 , 火災 , 防災